WordPress 6.9.1 リリース内容まとめ

目次

修正点・不具合・アップデート時の注意点を整理

2026年2月初旬、WordPress の最新メンテナンスリリース 「WordPress 6.9.1」 が公開されました。
本バージョンは 新機能追加を含まない「バグ修正専用リリース」 で、6.9 リリース後に報告された不具合や回帰(リグレッション)への対応が中心となっています。

この記事では、

  • WordPress 6.9.1 の位置づけ
  • 具体的な修正内容
  • 6.9 系で報告されていた不具合傾向
  • アップデート時の実務的な注意点

を、公式情報へのリンク付きで整理します。

WordPress 6.9.1 とは?

WordPress 6.9.1 は マイナーバージョン(メンテナンスリリース) に該当します。

基本情報

  • バージョン:WordPress 6.9.1
  • リリース種別:メンテナンスリリース(バグ修正のみ)
  • 修正件数:49件以上(コア+ブロックエディタ)
  • 自動更新:有効(通常設定の場合)

👉 公式リリースノート
https://wordpress.org/news/2026/02/wordpress-6-9-1-maintenance-release/

メンテナンスリリースのため、仕様変更や新UI追加はありません
一方で、実運用サイトに影響する細かな不具合修正が多く含まれています。

主な修正内容(概要)

WordPress 6.9.1 では、以下の領域を中心に修正が行われました。

コア部分の修正例

  • Xdebug 環境でのセットアップ不具合修正
  • スクリプト・スタイルの依存関係不足時の警告改善
  • HTML API におけるクラス名の二重エスケープ問題
  • WXR(WordPressエクスポート)実行時に致命的エラーが発生するケースの修正
  • メール送信処理で発生していた一部エラーの改善

👉 バージョン詳細ページ
https://wordpress.org/support/wordpress-version/version-6-9-1/

ブロックエディタ・管理画面まわり

  • 管理画面「プラグイン追加」画面のスタイル崩れ修正
  • チェックボックス操作が正常に反映されない不具合
  • ウィジェット/サイドバーのアクセシビリティ関連修正
  • ネストされたブロック構造で内容が欠落する問題への対応

これらは 見た目や操作性に直接影響する不具合 であり、
とくにブロックエディタを多用しているサイトでは恩恵が大きい内容です。

RC(リリース候補版)で公開されていた修正内容

WordPress 6.9.1 は、事前に RC(Release Candidate)が公開されており、
その段階で修正予定内容が確認できました。

👉 RC1 公開時の公式アナウンス(日本語)
https://ja.wordpress.org/2026/01/30/wordpress-6-9-1-rc1-is-now-available/

RC 時点からさらに調整が加えられ、
最終的に 49 件以上の修正が正式版に含まれています。

WordPress 6.9 で報告されていた不具合傾向

6.9 リリース直後、以下のような声が一部ユーザーから報告されていました。

  • レイアウト崩れ(特にブロック・カラム系)
  • 管理画面やエディタが開かない
  • 自動更新後に白画面(PHPエラー)
  • 特定テーマ・プラグインとの互換性問題

これらは テーマ・プラグイン・PHPバージョン依存 のケースも多く、6.9.1 ですべてが解消されるわけではありませんが、
原因となっていたコア側の不具合は一定数修正 されています。

特に私は、「レイアウトが崩れた」という部分で困っていたのですが解消されたようです。

何が起きていたのか(6.9 時点)

WordPress 6.9 では、ブロックCSSの読み込み周りに大きな内部変更が入りました。

特に影響が出やすかったのが👇

style.min.css が直接読み込まれないケース

  • これまで wp-block-library/style.min.css が前提でレイアウトを組んでいたテーマ
  • 6.9 以降
    • CSS が分割・条件付きで読み込まれる
    • Load Combined Core Block Assets の影響を強く受ける

👉 結果として
「style.min.css が消えたように見える」= 実際は 別の形で分散ロード されていた

.wp-block-columns などの display 指定が欠落

.wp-block-columns {
  display: flex;
}

これは

  • ブロックCSSが正しく enqueue されていない
  • または 結合・最適化処理で CSS が落ちている

ときに発生します。

6.9.1 でどうなったか

✔ 解消された点(重要)

6.9.1 では次が修正されています

  • CSS / JS の 依存関係解決ロジックのバグ修正
  • 「依存しているはずの CSS が enqueue されない」ケースの改善
  • HTML API 周りのエスケープ修正(class 属性絡み)

👉 これにより、

  • style.min.css が読まれないことでレイアウトが壊れる
  • Load Combined Core Block Assets を入れたら直る/入れないと壊れる

といった 不安定な状態かなり減りました


じゃあ style.min.css は「元に戻った」の?

❌ 元の挙動には戻っていない

⭕ 新しい仕組みが「安定した」

つまり、

  • 6.8 以前
    👉 巨大な style.min.css を一括読み込み
  • 6.9 以降
    👉 必要なブロックCSSを分割・最適化して読み込む
    • style.min.css が必ずしも front に出てこない
    • 代わりに
      • wp-block-xxxxx.css
      • inline style
      • 結合後の CSS
        が使われる

これは仕様変更で、6.9.1 で確定路線です

Load Combined Core Block Assetsというプラグインをインストールして、ブロックのスタイルをロードしていましたが、6.9.1はこのプラグインが必要なさそうです。

アップデート時の注意点(実務向け)

基本スタンス

  • 6.9 → 6.9.1 は原則アップデート推奨
  • ただし、本番サイトでは事前バックアップが前提

特に注意したいサイト

  • 独自テーマ・子テーマを使用している
  • ブロックエディタのカスタマイズが多い
  • PHP 8.x 環境でギリギリ動いている構成

こうしたサイトでは、
ステージング環境での事前確認 → 本番反映 が安全です。

今後(WordPress 7.0)への示唆

この流れを見る限り、

  • style.min.css 前提のテーマ
  • ❌ コアCSSに強依存した上書き

7.0 で再び壊れる可能性が高いです。

今後の安全策

  • コアCSSを前提にしない
  • 必要なブロックは自前CSSで担保
  • wp-block-* クラスに直接依存しすぎない

👉 これは AIO / Core Web Vitals 的にも正解です。

まとめ

WordPress 6.9.1 は、

  • 新機能なし
  • バグ修正・安定性向上に特化
  • 6.9 利用中のサイトには実質必須に近いアップデート

という位置づけのリリースです。

派手さはありませんが、
「管理画面が安定する」「謎の不具合が減る」系のアップデート
運用フェーズでは非常に重要です。

今後も 6.9.x 系のマイナーアップデートは続く可能性があるため、
公式情報を定期的にチェックしつつ、
安全な更新フローを整えておくことをおすすめします。


参考・公式リンク一覧

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この記事を書いた人

豊中市でWEB系のフリーランスをしています。
ホームページの制作や管理・運営、ECのコンサルティングを行っています。
【ool WEB Desing】
https://ool.design/

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