検索とは違う「発見型トラフィック」に起きている重要な変化
2026年に入り、Google Discover 周りの表示変動を感じているサイト運営者が増えています。
Search Console 上でも「Discover の表示回数が急に減った/増えた」という声が目立ち、「Google Discover Core Update」という言葉が注目されるようになりました。
この記事では、
- Google Discover Core Update とは何か
- 通常の検索コアアップデートとの違い
- 影響を受けやすいサイトの特徴
- 今後の対策(SEO/AIO 視点)
を、Web制作・コンテンツ運営者向けに分かりやすく整理します。
Google Discover とは何か(前提整理)
Google Discover は、検索行為をしなくても
ユーザーの興味・関心に基づいて記事や動画が表示される「レコメンド型フィード」です。
主な特徴は以下の通りです。
- 検索キーワードが存在しない
- ユーザーの行動履歴・興味テーマに依存
- スマホ利用が中心(特に Android)
- 一度ハマるとトラフィックが非常に大きい
つまり Discover は、
SEOというより「評価されるコンテンツ体験」が重要な領域です。
Google Discover Core Update とは?
Google Discover Core Update とは、
Discover フィードに掲載されるコンテンツの評価ロジック全体を見直すアップデートを指します。
通常の検索コアアップデートが
「検索結果の順位」を対象とするのに対し、Discover は次の点が異なります。
検索コアアップデートとの違い
| 項目 | 検索 | Discover |
|---|---|---|
| 起点 | 検索クエリ | ユーザーの興味 |
| 重要指標 | 検索意図との一致 | 関心・体験・信頼 |
| 表示 | 順位 | 掲載/非掲載 |
| 影響 | 緩やか | 急激になりやすい |
Discover では「順位が下がる」のではなく、
「突然表示されなくなる」「急に爆発的に出る」という動きになります。
今回の Discover Core Update で見られる主な傾向
複数の海外メディアや運営者の報告から、次のような傾向が見えています。
1. 一次情報・体験ベースの記事が強い
- 実体験
- 独自の写真・検証
- 現場感のあるレポート
いわゆる「まとめ直し記事」は弱くなりがちです。
2. タイトル釣り・誇張表現の評価低下
Discover は CTR だけでなく、
- 読了率
- スクロール
- すぐ戻らないか
といった体験シグナルを強く見ていると考えられます。
3. サイト全体の信頼性がより重要に
- 運営者情報が明確
- 専門分野が一貫している
- 広告が過剰でない
いわゆる E-E-A-T(特に Experience)重視の流れが、Discover では検索以上に強く出ています。
Discover で評価されやすいコンテンツの条件
ここは今後かなり重要です。
コンテンツ面
- ニュース性・時事性がある
- 「なぜ今それを書くのか」が明確
- 1テーマ1記事で深い
- 写真・図解がある
構造・技術面
- モバイル表示が高速
- CLS / LCP が安定
- 見出し構造が分かりやすい
- 記事途中で読みにくくならない
運営面
- 特定ジャンルに特化している
- 更新が止まっていない
- SNSや他媒体と連動している
AIO(AI Overviews)時代と Discover の関係
2026年現在、Google 検索は AI Overviews(AIO) を中心に再設計されています。
この流れの中で Discover の役割も変わりつつあります。
- 検索 →「答えを得る」
- Discover →「文脈を広げる」「興味を深める」
つまり Discover は、
AI が拾いきれない“人間的な体験・感情・背景”を届ける場になっています。
AIO 対策としても、
- AIが要約しづらい一次情報
- 個人・企業の視点
- ストーリー性
は、Discover と非常に相性が良い要素です。
Discover 流入を安定させるための実践ポイント
最後に、運営者目線での現実的な対策をまとめます。
今すぐできること
- 過去に伸びた Discover 記事を分析する
- Search Console の Discover レポートを定点観測
- タイトルと冒頭文を「誇張なし」に調整
- 画像の質を上げる(オリジナル推奨)
中長期でやるべきこと
- 専門テーマを絞る
- 著者・運営者の顔を出す
- 体験・事例ベースの記事を増やす
- SNS・YouTube などと連動させる
まとめ
Google Discover Core Update は、
単なるアルゴリズム変更ではありません。
これは、
「量産されたSEO記事」から
「体験と信頼のあるコンテンツ」への明確なシフト
を示しています。
検索流入が不安定になる時代だからこそ、
Discover を「偶然の流入」ではなく
設計できるチャネルとして捉えることが、今後の鍵になります。
