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第3回 Google 検索エンジン最適化(SEO) スターターガイドの要約

今回で最後のGoogle検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドの要約になります。今回は、モバイルフレンドリーなサイト作り、ウェブサイトの宣伝に関してです。現状、WEB全体のトラフィックを考えるとモバイルからのアクセスが存在感を増してきています。
スマートフォンが普及し、通勤・通学中などの移動中、ニュースサイトや気になるSNS、調べものなどすべてスマートフォンで完結してしまう場合が皆さんにもあるのではないでしょうか。これからのホームページ制作はモバイルなしにはあり得ないと考えています。

目次

サイトをモバイルフレンドリーにする

概要で説明したように、ほとんどのユーザーはモバイル端末を使って、あるいはモバイル端末とPCを使ってGoogle検索しています。モバイル端末を使った検索ボリュームは年々増加傾向にあります。PC向けだけのサイトでは文字や写真などのコンテンツが小さくなって見づらいので、モバイルフレンドリーなサイトを作りましょう。
また、PC向けだけだと折角モバイル検索してサイトに来たのに、離脱してしまう確率が高くなります。
Google検索において、PCから検索した時と、モバイルから検索した時では、モバイルの方が情報がリッチ(店舗の場所、開店時間、星、本やCDなどの紹介があったり)な場合が多いです。それはGoogleがモバイルファーストに移行しているからです。

モバイル戦略を選択する

モバイルサイトを表示させようとするとき、3つの戦略があります。
1.レスポンシブデザイン(推奨)
2.動的な配信(同じURLだけど、ユーザーエージェントによって見せ方を変える)
3.別のURL(例えばサブドメイン)にモバイルサイトを作る

フィーチャーフォンしかなかった時代は「絵文字」がキャリアごとに違ったため、2番目や3番目をつかってました。また、検索結果もモバイルとPCでは分かれていました、
しかし、現在は、検索結果も統一され、レスポンシブウェブデザインがGoogleで推奨されています。

モバイルフレンドリーかそうでないかを確認するために、モバイルフレンドリーテストというサイトがあるので試してください。
また、Google Search Consoleの「検索トラフィック」→「モバイルユーザービリティ」からエラーや改善点が確認できます。

この項目で「AMP」という言葉が出てきます。Accelerated Mobile Pagesというフレームワークで、ウェブページのHTMLをあらかじめGoogleにキャッシュすることで読み込む時間を大幅に短縮する仕組みです。
SEOの構成要素として、WEBページの読み込み速度が関係しているため話題になることが多かったのですが、AMPがもたらす恩恵は、どちらかというと検索からページをクリックしたときに表示が早いため、ページに来てくれたユーザーがコンテンツを見てくれる確率が上がるという面だと思います。
私も経験があるのですが、携帯で調べものをしていて、ページの表示が遅いと嫌ですよね?そうならないようにするフレームワークとご理解ください。
AMPに関しては、AMP(Accelerated Mobile Pages)とはを参考にしてください。

正確にインデックス登録されるモバイルサイトを設定する

各モバイル戦略の注意事項です。

1.レスポンシブデザインの場合
(1)meta name=”viewport”タグを使用する。

2.動的な配信の場合
(1)Vary HTTP ヘッダーを使う(Googlebotがモバイルページがあることが分かる)*動的な配信参照

3.別のURLの場合
(1)URLの関係をlinkタグのrel=”cononical”、rel=”alternate”の要素を使う*別々のURL参照

4.共通
(1)jsやcssなどで表示に関係する部分はクロール出来るようにする。
(2)Flashは使わない
(3)ユーザーが不快だからページ全体を覆うインタースティシャル広告は使わない。
(4)コメント投稿、決済などPCで出来る機能はモバイルでも使えるようにする。重要な画像や動画も同じ。
(5)PC向けもモバイル向けもすべての構造化データとメタデータを含める。

これからサイトを制作する場合は、レスポンシブウェブデザインでいいのではないでしょうか。

ウェブサイトを宣伝する

折角作ったコンテンツです。他人に見てほしい!というわけで、広告費をかけずサイトを宣伝する方法です。ただし、やりすぎはダメですよ。

RSSフィードを配信する
ほとんどのブログはRSSフィードを配信しているます。RSSフィードを使いましょう。

オフラインで紹介しよう
名刺、ポスター、メールなどにホームページがあることを記載する。

Googleマイビジネスに情報を追加
店舗や飲食サービスを運営している人は必ず登録しましょう。Goolgeマップの検索にお店が出てくるようになります。
*Googleマイビジネス
大抵、長いことその場所で商売されている場合は掲載されているのですが、新規でお店を開かれる方はGoogleマップ上では登録されていません。
Goolge マイビジネスで書かれている通り、「無料のビジネスリスティング」です。
例えば、現在いる場所で「居酒屋」と検索した時に、マップと星のついた評価、その場所までの距離、開店時間などが出てるくる機能を目にしたことがあると思います。
その検索結果にいち早く掲載されるために、新規でお店を開く方は登録した方がよい機能です。

SNSで宣伝する
SNSで宣伝してシェアしてもらえるといいですよね。
コンテンツ制作上避けること
・少ない分量の更新を度々宣伝する
・PageRankを人為的に上げるような行為。リンクプログラム行為。

同じようなコンテンツのサイトにリンクしてもらう
例えば、ホームページ制作のサイトからリンクが張られていれば、そのリンク先は「ホームページ制作に関すること」と関連性が高そうだという判断です。
コンテンツ制作上避けること
・コメントスパム、リンクリクエストスパム
・PageRankを上げる目的のリンク購入

検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する

検索のパフォーマンスを分析する

Search Consoleを使いましょう。このブログでも何度も出ていますが、Search Consoleを使えば、
・クロールされているか、されていないところはどこか、エラーはないか
・検索上位のクエリは何か
・品質に関するガイドラインに違反していないか
ということが分かります。
また、Googleだけではなく、Bingにもウェブマスターツールがあります。Bing Web マスターツールでもサイトを登録しましょう。

サイトでユーザーの行動を分析する

Google Analyticsを使いましょう。ホームページを公開したらまず取り入れたいGoogleのシステムのうちの一つです。無料でアクセス解析ができるツールで、アプリも出ており、携帯からも見ることができます。
アクセス数はもちろんのこと、サイト上でのユーザーの動き、人気のあるコンテンツの分析、またサイトをリニューアルした場合の影響の計測などが可能です。
Consoleと合わせて利用することをお勧めします。

付録:このガイドで参照したリンクのURL

ブログ中に出てくるので省略させていただきます。

第3回 まとめ

SEOのために大事なこと

・レスポンシブデザインが推奨されている。
・ホームページをオフラインでも宣伝した方がいい
・SNSでも紹介しよう
・似たようなコンテンツのサイトからバックリック
。行動分析のためにSearch ConsoleとAnaryticsを使おう

コンテンツ制作上避けること

・そもそもモバイルサイトがない、モバイルに対応していない
・必要以上に宣伝する
・リンクスパムをする

CoogleSEOガイドラインに関する総括

そのうちこの3回分をまとめてもっと簡易的な基本版を作るのもいいなぁと思いました。僕自身も見直して、改めてSEOを考える機会となりました。
WEB担当者の皆さんは是非一度でいいので、これらのGoogleが推奨するSEOのガイドラインを読んでみてはいかがでしょうか。
正直な話をすれば、全部が全部Googleの言うとおりにしなければならないというものばかりではありません。場合によっては、短期的な限定的でもいいから順位を上げたい理由がある場合、グレーな方法をとってもいいかもしれません。
ただその場合は、Googleのアルゴリズムの変更などで売上が下がったりすることがあるでしょう。

今後、長期的なスパンで考えたとき私が重要視するのは、やはりコンテンツの質だと思います。
「コンテンツの質が悪い」とは商品やサービスそのものが悪いのではなくて、見せ方の問題である場合が多々あります。
本当にいい商品なのに、「〇〇 000円」と書かれているだけでは、サイトを見に来たユーザーにも伝わらないし、Googleにも伝わらないでしょう。
そういったコンテンツの掘り起こしのお手伝いもしたいなぁと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

以上

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